価値観に囚われない

 

◆頑張り屋さんなママを苦しめる「イライラの悪循環」

 

私が出会った多くの悩めるママ達のことを思い出すと、

 

 

●細々したことが思うようにならなくてイライラが膨らむ

●うまくいかないことにイライラする

●自分を責める

●ますますイライラする

 

 

このような悪循環の中で苦しむ人が多かった気がします。

 

自責的になるとイライラも起きやすくなります。

 

自分で自分を責めすぎて、自分を許せなくなるのです。

 

どこまでできたらOKとするかは人それぞれで違います。

 

「一日子どもが元気で過ごせたらいいや」と思えば、多少気が楽になるかもしれません。

 

 

しかし、家事も完璧にしたい、どうしても子どもにきちんと食事を食べさせなくては、などの細々としたこだわりが増えると、ストレスがたまり、イライラが膨らんで、できない自分を責めがちに。

 

育児のことも自分のことも、許せるか許せないかはそれぞれの人の価値観によります。

 

 

 

◆自分の「イライラポイント」を把握しよう

 

自分の価値観に縛られずに赤ちゃんに柔軟に対応するためには、まず自分の価値観を知っておくことが第一歩だと思います。

 

自分の価値観を知るためには、自分が何にイライラするかを知ることです。

 

そのためには、「私は何にイライラするのか?私は何を望んでいるのか?」と自分に問いかける方法が有効です。

 

例えば、「レトルトや冷凍食品は使いたくない」「手作りのものを食べさせたい」「ジャンクフードは絶対にあげない」という気持ちが強い人もいるでしょう。

 

そういう人は「食育が大切「「手作りをして自然のものを食べさせることが大切」という強い価値観を持っているものです。

 

他にも「赤ちゃんが汚い手でつまみ食いをした。それは本当に許せない」と思う場合、「清潔が大切と」「食事前の手洗いは絶対」いう価値観ですよね。

 

赤ちゃんがご飯を食べこぼしたり、食べ物をぐちゃぐちやにすることが耐えがたいのとしたら、「食べ物は大切にする」ということが価値観としてあるかもしれません。

 

赤ちゃんに手がかかって家事が自分の思い通りにいかない!とイライラする場合は「家事をきちんとしなくては」という価値観があるのかもしれません。

 

 

このようなイライラボイントは、イライラのど真ん中にいるときには気がつきにくいもの。

 

イライラしたときに「あ、自分はイライラしているな」「このイライラポイントはなんでだろう?」と自分に問いかけてみてください。

 

そこに気がつくと、原因不明のイライラをどう収めたらいいかを考えやすくなるでしょう

 

その価値観は大切か?

 

◆その価値観、本当に大切?

 

イライラポイントに気がついたら「それって、本当に自分にとって大切かな?」と問い直してみましよう。

 

たとえば、家事がきちんとできなくてイライラするとしたら「いついかなるときも家事をきちんしないとダメなの?」と問い直してみるのです。

 

そして、キチンとしていたいレベルをいま可能な範囲で決め直してみましょう。

 

掃除機は気になったときだけかけるとか、2日に1回にしてみるなど、「自分で許せる範囲」を広げるんです。

 

家事は後かららでもできますが、赤ちゃんとの「今、この時間」は、本当に今しかありません。

 

今はママママとくっついてくる赤ちゃんだって、あと10年もしたらベタベタすることはなくなり、むしろ離れていきます。

 

そういう捉え方をしてみると「いまこのとき、自分が何を大切にしたいか?」がはっきりしませんか?

 

それでもし、「まあ、家事は適当にしてもいいか」と思えたら自分を責めなくてすみますよね。

 

 

「いつも穏やかで二コニコしているママでいたい」「イライラしてばかりいる自分が嫌」と思ってしまうこともあるでしょう。

 

でもそんなときも「まあ人間だからイライラするときもあるよね!」と開き直ることができれば、無駄に自分を責める必要がなくなるし「ま、いいか」と気持ちを切り替えやすくなります。

 

特に、過度に清潔にこだわりすぎると生活していくのが大変です。

 

子どもは汚すのが当たり前なので、こだわるとずっと掃除ばかり気になるでしょうし、掃除した端から汚されていくとやってもやっても永遠に終わらない気がしてイライラが爆発する危険があります。

 

 

価値観は自分のものだからこそ、自分の気持ちひとつで手放すことができます。

 

少しでもイライラが減るように、その瞬間だけの育児を心から楽しめるように、そして少しでも楽になれるように、工夫できることは工夫して、できないことは時間に任せましょう。