癇癪も必要

 

◆「癇癪」は感情コントロールのトレーニングです

 

ママをへとへとにさせる癇癪やぐずり。

 

ママのイライラの要因になりますよね。

 

ですが、その意味がわかるとイライラがおさまるかもしれません。

 

どんな意味があるか、子どもの育ちから考えてみましよう。

 

 

子どもにもよりますが、早い子で1歳半くらいから「イヤ!」を言うようになります。

 

そして、癇癪を起こしたり、自分でやろうとしてはできないことに怒ったりと、感情をたくさん表現するようになります。

 

親にとってみたら、本当にやっかいな時期です。

 

子どもはしたいことがたくさんあって何事にも興味深々。

 

でも、上手くできないし、好きなようにさせてもらえない。

 

それにまだ言葉もたくさんは使えないから、自分の気持ちをどう伝えていいかがわからない。

 

1歳〜2歳にかけて芽生える感情は、まるで炊き立てのご飯みたいにアツアツで、自分自身でフーフーと程よく冷ます(気持ちを落ち着かせるのは無理なのです。

 

気持ちを自分でコントロールできるようになるための第一歩は、たくさんわめいて、騒いで、怒って、と感情を爆発させること。

 

それから何度も落ち着く体験を経て、だんだん上手に自分で気持ちをなだめることができるようになります。

 

 

子どもが癇癪を起こすのは、感情コントロールのトレーニングのためなのです。

 

それは、心が育つためには必要なことです。

 

だからママは、子どもが癇癪を起こしても、慌てず、悲観しないようにしましょう。

 

これは成長へのステップだと考えて見守ってあげてください。

 

 

◆「ぐずり」は子どもの心が元気に育つために必要

 

子どもがぐずるのも、親にとっては結構大変です。

 

だけど、子どもはぐずることでママにかまってもらう体験をしています。

 

ママの愛情を感じて、安心感の貯金ができるのです。

 

ママにかまってもらい、自分の相手をしてもらうことは、子どもの心が元気に育つためにどうしても必要なこと。

 

別に手のかかる子は、ママを困らせたくてやっているわけではありません。

 

心が元気に育つために必要だから、ぐずったり、泣いたり。騒いだりしているのです。

 

 

親が子どもにかまっていられない、切羽詰まった状況では、子どもはぐずることもできない緊張状態になります。

 

そう考えたら、子どもがぐずることができるというのはその子が幸せな環境にいるということなのです。

 

 

 

いたずらは好奇心の芽生え

 

◆「いたずら」は好奇心の芽生え

 

子どもは何でも興味津々です。

 

大人から見ると「なんでこんなことが面白いんだろ?」ということでも、楽しんだり、熱心だったりしますよね。

 

実は、一見意味がわからないようなことでも、子どもには発見する喜びや、自分から何かをする自発性が芽生えています。

 

大人からしたらいたずらとしか見えないような、汚したり、散らかしたり、落書きしたり、壊したり……。

 

そういった、無駄に見えることや、ママが困ることも多いけれど、豊かな発想を生み出す力、新しいことを見つける力、楽しむ力、そういう生きていくうえで必要な力をつけるためには経験がいたずらの中にはたくさんあるのです。

 

決してママ困らせるためにいたずらをしているわけではありません。

 

豊かに生きるための、子どもなりの発想なんですね。

 

 

1歳頃によくあるご飯をグチャグチャにするのも発達のプロセスです。

 

いろいろなものへの好奇心が芽生えた証拠ととらえてください。

 

食べ物を投げたりされるとイライラしますが、子どもからしたら「ものは投げたら遠くに飛ぶのか」という体験をしているのです。

 

好奇心の芽生えやいろいろな発見を体験している、一時期で終わるものだという視点を持つようにするとママもイライラしにくくなります。

 

癇癪や遊び食べなど、ママら見ると困った行動も心の成長のために通る道だとわかれば「ま、仕方ないか」と思えたり、そのうち成長するし〜と受け流せるようになるでしょう。